NEWS

2026/05/21

「AI 時代に生きる子どもたちに必要な保育・子育てとは」・・・セミナーに参加しました

「AI 時代に生きる子どもたちに必要な保育・子育…セミナーに参加しました

百町森 保育・家庭教育セミナー2026

生まれた時からAIが身近にある時代に育っていく子どもたち。

 これまで、メディアが子どもに与える影響について、そのリスクをイメージすることはできていたものの、アナログ人間の私には、この先の子育て環境がどう変化していくのか想像が追いつかないほど、AIは急速に進化していると感じます。

 講座の中で、ロボットが授乳やおむつ替えをする動画が流れ、正直驚きました。

 子育ては大変。本当にそう思います。けれど、疲れを知らない感情のないロボットが「人を育てる」ことはできるのでしょうか。表情のないロボットによる授乳は、お腹は満たされても、心まで満たされることはないでしょう。これが現実になったらと恐怖さえ感じてしまいました。

 文明の進化は、人の「こうなったらいいな」という願いや便利さの追求から生まれてきたものでもあると思います。でも同時に、誰かを助けたい、負担を軽くしたいという優しさがベースにあると感じることもたくさんあります。

 だからこそ、「養育者の負担を軽くする」という思いから生まれた技術であっても、それを受け入れる時に、未来を生きる子どもたち=ヒトにとってどうなのか、という視点を大人は忘れてはいけないと思います。

 子どもの脳は、25年ほどかけて成熟していくそうです。

 特に乳幼児期は、環境の影響を強く受けながら脳が大きく変化していく、とても大切な時期。

 養育者から向けられる優しいまなざしや微笑み、温もりを感じる触れ合い、温かな声かけ。そして、生きていくために必要なお世話をしてもらい、不快が快に変わる経験を重ねること。

 そうしたさまざまな経験により、感覚を通して心(脳)が育ち、自分とは違う他者の気持ちを想像する力が育まれていくそうです。

 AIと共に生きる時代だからこそ重要になる「ヒトの育ち」。エビデンスに基づいた脳科学者・明和先生のお話は、難しさもありながら、とても深く納得できる内容でした。

 そして私は、子どもたちが「ヒト」として育つ環境に欠かせないのは、養育者の笑顔なのだと改めて感じました。講演で、ヒトは、集団社会で「共同養育」によって、進化、生存してきた生物というお話がありました。長い歴史の中で人は助け合って子育てをしてきたのです。現代の核家族による子育てはヒトの歴史からしたらとても不自然だということです。

子育ては「頼る」ことが必要で当然だという風潮が、もっと社会に広がっていくことを願います。

 そのために、私にできることは何だろう。
自分の役割について、改めて向き合う時間にもなりました。